moblisの革について 

moblisで使用しているイタリアンレザーのほとんどはキップレザー（生後１〜２年の中牛）のショルダー部位を使っております。皮には様々な部位がありますが、ショルダーはよく動かす部位のため、最も堅牢で密度が高く、バッグやベルトを作るのに適しています。この皮は適度な硬さとしなやかさがあり、バッグにした時に芯材を入れなくても商品がクタクタにならず自立する利点があります。また、ベジタブルタンニン鞣しというもっとも手間がかかる加工で植物性のなめし剤にしっかり漬け込み、油分をしっかり革の中まで浸透させ、その革に染料仕上げという、革に色を染み込ませる方法で色を浸透させています。わかりやすく言うと、化粧をほとんどしていない革なので使っていく毎に、摩擦、熱、紫外線、手で触った油分などが加わり革が経年変化していきます。このような革は非常に高価な為、財布等の小物ではよく製品化されていますが、バッグで使用される事はあまりありません。moblisはこの本物の革の良さを知っていただくため、この革を１００％使い、商品化しております。利点は化粧をしていない革の為、経年変化を楽しめますが、逆にいうと、傷やシミがつきやすく、汚れが目立ちやすいと言う事です。カジュアルテイストなデザインなのでそれもいい意味での経年変化（ビンテージ化）だとは思いますが、メンテナンスについての見解を下記にまとめていますのでご確認ください。